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苛性ソーダの再結晶化? - かな

2010/01/06 (Wed) 00:47:43

ゆりくまさま、こんばんは。以前にたお様のページで、一度、お世話になったことがあります。
ここにもあったのですね!嬉しいです。

苛性ソーダの再結晶化?について質問です。

お正月に仕込んだ石けんですが、型出し時には、汗もなく灰もなく、カット時も生地肌すべすべでキレイ、だったのですが、今日乾燥箱を覗いたら、表面に透明な小さなキラキラが(側面もカット面も、一面、冬の朝みたいな景色ですよ)あるではありませんか!
不透明なソーダ灰は経験済みですが、それとはあまりにも様子が違い、これがあの再結晶化かしら?とあちこち調べましたが、どうも確証が持てません。
以下、心当たりです。

①ソーダ液を作るときの溶け残り?
実は今回からガラス瓶(割れると危険なので)をやめ不透明なものに変えたこともあり、確証が持てません。(上から覗いた分には特に大きなひらひらはありませんでしたが…小さいのがあったりしたのかしら)でも、カット時にごりっとかじょりっとかは無かったです。
②冬場に水分半量で液をつくたから?
半量後入れで色々置換えたりしますが、きらきらは今回が初めてです。
せわしなくかき回すのもNGと聞きましたが…(放置して固まるもが怖くて、しっかりかき回す方です)
③部屋があまりにも寒いから、後から出てきた汗が凍った!?
ぬぐっても、こそげ落ちない感じですが…。

レシピはオリーブ油メインで、ひまし油やシアバター等、特に変わったものはないのですが。

これはやはり危ないものなのでしょうか?
このまま熟成させて、あとで悲しい思いをするよりは、リバッチなのでしょうか?

Re: 苛性ソーダの再結晶化? - ゆりくま

2010/01/08 (Fri) 12:17:03

かなさん、こんにちは


苛性ソーダの残留については(もちろん気をつけなくてはいけませんが)、強調されている割りに具体的な例示に欠けることが多くて必要以上に不安をあおっているのではないかと思うこともあります。。。

はじめに、固体(結晶)の苛性ソーダの性質として「潮解性」があるということを覚えておいてください。
購入した新品の苛性ソーダ(固体)はかさかさと乾いた感じですが、容器から取り出して外気にさらしておくと空気中の湿気を吸って何分かで表面がべたべたしてきます。さらに放置すると吸った水分に溶けて液状になってしまいます。つまり固形の苛性ソーダは外気にさらされた状態でその形を維持するのは困難だし、一旦溶けて液状になったものはそのまま空気中で再結晶化させることも困難だということです。

1)苛性ソーダの溶け残り?

おそらくフレーク状かペレット状のものをお使いでしょうから、温度・撹拌不足による溶け残りもそれなりの大きさのある粒や塊になります。濃いNaOH水溶液の温度が下がることで溶解度が変化して水中で再結晶化してしまった場合にはかなり微細な結晶になる可能性があります。
型出し・カットしたときそれ(固形物)が石けんの内部や断面に残っていることはあるでしょうが、前述のように潮解性によりいつまでもキラキラとした固形を保つことはできません。したがって乾燥中に全面に再結晶化してくるのが溶け残りの苛性ソーダそのものである可能性は小さいと考えます。
同様の理由で、何らかの理由で反応が十分進まず石けんの中に多く残った未反応の苛性ソーダそのものがキラキラと再結晶化してくるということもないと考えます。

このように石けんの中に残った苛性ソーダは一旦吸湿して液状になり、(運がよければ一部が鹸化反応に使われ、)大半は空気中の二酸化炭素と反応して炭酸ナトリウム(ソーダ灰)になります。ソーダ灰は結晶になりますが、そのでき方によってはキラキラすることもあるかもしれません。

2)半量置き換えた何かの中の成分(と解釈しましたが間違ってますか?)

せわしなくかき回すのがNGというのは? まあいずれにせよ結晶の話とは関係ないと思います。

置き換えた水系のオプションや他のオプションに含まれる塩分など、あるいは精製度の低いオイルに含まれる水にも溶けるような成分が乾燥につれて再結晶化することはありえます。
塩分(食塩だけでなくいわゆる金属塩、ミネラル)に限らず、糖分にもショ糖(普通の砂糖)やトレハロースなど比較的再結晶化しやすいものがあります。特にトレハロースは多く入れると粉を吹いたようになりやすいそうです。


上記1)2)のどちらかあるいは混合の要因ではないかと思います。
同じ成分であっても結晶が大きくゆっくり成長すると粉っぽくなくキラキラすることが多いです。

ソーダ灰が後で多く出るような場合にはpHが高くてきつい石けんの可能性が高いと思うので熟成期間を多めにとってください。
もうしばらくおいて乾燥が進んでから(その何かが表面に出きってから)薄く削り取ってみるのも手だと思います。
あとできれば使ってみる前にpHテストをしてみてください。
リバッチするのはそれからでも遅くないと思います。

Re: 苛性ソーダの再結晶化? - かな

2010/01/09 (Sat) 01:49:12

ゆりくまさま、こんばんは。
とても分かり易く、又理論立ててご説明いただき、有難うございます。
(是非、本を出して下さい(^_^)買いたいです)申し訳ない気持ちと感謝でいっぱいです。

おっしゃる通り、調べるほど不安になることばかりで。

このページにも、再結晶化の話が出てきたこと、ありますよね。
そんなに結晶に戻りたがる物質には思えないのに、
いざ自分が直面し、考え込む段になって、色んな方の意見にこんがらがってしまったのが実情です。

2)のこと。
半量の水では溶液が濃くなり、特に寒い冬場は溶け残りが発生しやすい(苛性ソーダに水、の順序の投入だと、更になり易い)と、何処かで読んでいて。
でも、一度高温になるのに、どういった現象だろう?と首をかしげていました。
(これはゆりくまさまの説明で解決です。)
苛性ソーダは、いい加減に混ぜたり、乱暴に混ぜたりすると再結晶化する、とも。
(理由は明記されていませんでしたが、確かに冷やしながらかき回す、再結晶化の実験があったような気もします。とも角、根拠が曖昧な記述が多いのは確かです)

ソーダ灰にも、きらきらしたものがあるのは、初めて知りました。

今回は糖分が多めだったので、それも一因かも知れません。
(これも初めて知りました!羊羹の外側のじょりじょりや、マカロンの食感のような、現象でしょうか?違うかな…)

出したて、切りたて時綺麗だった石けん肌は、今頃になって、何かが表面に出てきています。
(これも今までと違う点です。汗だらけで型出ししても、カットしたあとには、表面積が大きくなり乾燥しやすい為?か、汗、出なくなっていたんです。以前は)

『何か』が出きってから削ってみたり、多めに熟成期間を取ってPHチェックをしてみたり、してみますね。
今回の石鹸には、この世から消し去ってしまいたい位の気持ちでいましたが、今は観察と学びの場にしようと思える迄に、立ち直りました。有難うございます。

それにしても、同じ材料でも出来上がりは諸条件によって、全く違ってくるのでしょうね。

これだから、止められないのですね(^_^)

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